『ちょっと、ひとイキ 珈琲タイム』

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ゴルドーニ (著), 平川 祐弘 (翻訳)
珈琲店・恋人たち (岩波文庫) – 2013/6/15
 コーヒーがヨーロッパで広く飲まれるようになった18世紀中葉の風俗を活写しつつ、賭博屋の主人、偽伯爵、給仕頭など、人間類型として特徴的な登場人物の会話の応酬が面白い「珈琲店」。愛し合う男女の嫉妬心が惹き起こす疑惑と激昂、不安と絶望など、傷つけ合う恋人同士の姿を描いた「恋人たち」。18世紀ヴェネツィアの劇作家による喜劇。
※カルロ・ゴルドーニ Carlo Goldoni (1707-1793)
 1707年、イタリアのヴェネツィア共和国で誕生。父は医者。自宅に人形劇の道具があったことから一人遊びの延長で芝居に親しんだという。その後、戯曲執筆など演劇を続けながら法律を学び、弁護士を開業するが、1748年に演劇1本に集中する決意の下、故郷で初めて上演したのが「抜目のない未亡人」であり、彼が求めた演劇の革新をハッキリと示した作品だと言われている。彼が幼い頃から親しみ、当時の主流を占めていた演劇は、16世紀から流行していた「コンメディア・デッラルテ」と呼ばれる仮面を使った即興的な演劇で、特に書き込まれた台詞を喋るのではなく、典型的なシチュエーションをベースに、類型的なキャラクターを役者が即興でユーモラスに演じるというもの。それに対し、ゴルドーニが求めた演劇は、あらかじめ台詞が書き込まれた「脚本」を基に即興ではない芝居をすることで、その脚本の登場人物たちは仮面を脱ぎ捨て、それぞれに性格が与えられ、物語の背景には、風俗や貴族だけでなく庶民の暮らしが生き生きと描き込まれるというものだった。現代では、演劇的革新をもたらしたとして、「イタリア近代演劇の父」とも呼ばれているが、当時は、この革新的な姿勢が旧勢力からの攻撃を受け、1762年、フランス宮廷に招かれたのを機にフランスに移住。ルイ15世・ルイ16世の王女たちにイタリア語を教え、フランス語で数多くの戯曲も執筆、上演するなど演劇活動を続けていたが、フランス革命をきっかけに貧困に窮し、故郷に戻らないまま死去したという。
※「抜目のない未亡人」は。三谷幸喜演出×大竹しのぶで日本でも上演されました。

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